のよのよ in Zの悲劇?!
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出身:福岡県。長年住んだ出雲から佐賀へ移住の白衣好き主婦。
趣味:同人活動ではハーロックに原点回帰。(他にナノセイバー・恐竜惑星・ジーンダイバー)、ばんえい競馬、鳥関係全般、(科学者用)白衣等々。海外に行った時は旅行ネタ多目。


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『この世界の片隅に』鷺考察
【2017/02/07 14:20】 鳥関係
 先日スカパーでドラマ版『この世界の片隅に』を観ました。原作やアニメに比べるとツッコミ所が多過ぎて、ファンの中には黒歴史扱いされてたりします。 
 ザッと感想を挙げますと…

・すずさんに北川景子は明らかにミスキャスト
・序盤で思いっ切り最大級のネタバレ
・予算の関係か戦争関係の描写が全体的にショボイ。軍港・呉なのに戦艦が殆ど出て来ない
・故に晴美ちゃんがミリオタではない
・原爆のキノコ雲は入道雲かと思った
・浦野家全滅?! すみちゃんは??
・青葉沈没→水原死亡 史実を捻じ曲げるとミリオタが怒るぞ?
・エピソードを変に入れ替えてる所が有る為、「何故ここでこのエピソードを…」と首を傾げる

・但しアニメで殆どカットされたりんさん関係はほぼ網羅(←唯一褒められる点)


 …と言う事で素直にアニメや原作をお勧めします(苦笑)。

 このドラマ編では「鷺」がヘラサギとして出て来るんですが初見ではツッコミよりも寧ろ感心したんですよ。
ドラマ編はヘラサギ
 まあ日本から南下してるのに何故「アフリカ」ヘラサギ?とは思いましたがね(笑)。(顔や脚が赤い事から判明) 
 動物園か何処かでアジア・オセアニア系のヘラサギが借りれなかったんですかい? ̄▽ ̄;
但しアフリカヘラサギ
 そしてその後青葉の航路を調べたらニューギニアの方に行った事も有るそうなので、「このヘラサギはオーストラリアヘラサギか、クロツラか普通のヘラサギか」と、アレコレ考察していた訳ですが、昨日映画観に行ったら(3回目)「マニラ」と言うとりましたがな^^; (原作でも確認)
 作中で『昭和19年12月』と言ってる様に青葉はこの年の12月12日に呉に帰投してますね。
 
 これまで作中の「鷺」の扱いが矛盾してるのでは?と思ってましたが、マニラとなると話が変わって来ます。
 しかるに原作中巻P.85を見返してみると作者のこうの先生は「チュウサギ」と明記されてるのです。(画像提供:リビエラ@二代目)
 要するにドラマ編のヘラサギ考察は全くの無駄だったんですが、クロツラヘラサギは馴染みの鳥だし気にしない事にします(笑)^^;
原作はチュウサギと明記
 チュウサギはダイサギよりも小型でずんぐりしてますし、上のシーンもこのイメージの鷺(下巻 P.64)も、こうの先生は「解って」描かれていると思われます。
これもチュウサギで良いかと…
 しかし気になるのはこの2人の台詞。(中巻 P.85の続き)
 「年がら年中」と言ってますが実はチュウサギは夏鳥なので冬に居る筈が無いのです。
しかるにチュウサギが年中居るか?
 そこでアニメの映像を確認すると干潟で蟹を食べる鷺が出て来るんですが、チュウサギは干潟や川で水棲動物を捕るよりも、「乾いた」田植え前の田んぼや休耕田で昆虫を食べる事の多い鳥なんですよ!! 夏場でも干潟で蟹を捕ってる時点でチュウサギとは言えません。
アニメはダイサギ
 更に明らかに冬のシーンなのにここでも「鷺」が出て来ます。(冒頭で3回、合計5羽は出ていた様な。アドバイス乞う)
冬も飛んでる
 どうやら原作ではチュウサギと書いてあるにも関わらずアニメではダイサギとして扱ってる様です。
 ダイサギなら干潟で蟹を食べたりもするし、水原が言う様に「年がら年中川へつっ立っ」ててもおかしくありません。
これもダイサギっぽい
 …では「年がら年中」居るダイサギは「(海を)渡る」のでしょうか?
 実は日本のダイサギには2種類居まして、ダイダイサギ(大大鷺)とチュウダイサギ(中大鷺)に分かれるんですよ!! (現在はダイダイサギ=ダイサギと言う模様)
 因みに上の画像は『10年8月』の物で季節は思いっ切り夏ですが、繁殖期は終わってる為「嘴が黄色い」=冬羽になってます。「ダイサギ=脚が黒い」筈が黄色いのが気になってましたけど、上のリンク先に因るとダイダイサギの脚はチュウダイサギよりも黄色っぽい様ですね。

 ダイダイサギ:中国東北部で繁殖して冬に日本に来る
 チュウダイサギ:日本で繁殖して冬は南方に渡る→冬にマニラに居てもおかしくない


 つまり年がら年中居ると思ってたダイサギは夏と冬で入れ替わっているのです!!

 そうだったのかー!! チュウダイサギは知ってたけど手持ちの野鳥図鑑にはそこまでの記載が無く、野外だとパッと見判別がつかないから、同じダイサギと思ってても不思議は無いわ^^; と言うかチュウサギとダイサギですら大きさが比較出来ないと混同されがちなのです。

 混同例として9年前の7/29に私が同じ様な地点で撮った写真。嘴が真っ黄色だけど足の色的にチュウダイサギ?
夏なのに冬羽
 これは同じ日に撮った別の個体。嘴の色が違うのでダイダイサギと思いきや…チュウサギですな…。
どうもチュウサギらしい…
 「目の下の口角の切れ込みがダイサギは目の先まで有る」のにこの個体は違うからです。 
ダイサギとチュウサギの違い 
 とは言え私ですら今こうして確認して気づいた有様で、野外で別々に見たらダイダイサギ・チュウダイサギ・チュウサギを誤認しても仕方無い面も有るかと思います。鳥って首を伸ばしているか縮めているかで全く印象変わりますし。
 こっちなら「嘴短めでずんぐりしてる」と言う理由でチュウサギと思えるんですがね…。(撮影は9年前の9/3)
多分チュウサギ
 すずさんは絵は上手くても鳥にはそんなに詳しく無さそうだし、水原は言わずもがな(一般人レベル)でしょうから、同じ種類と思っててもおかしくありません。
 とゆーか私も今回調べ直して初めて気づいたし!!(爆)^^;

 なので原作「夏:チュウサギ 冬:ダイダイサギ?」よりも、アニメ「夏:チュウダイサギ 冬:ダイダイサギ」とする方が矛盾が無いのでは?
 「故郷広島の象徴」として描かれる鷺ですが、実は原作では案外登場しておらず冬は出番無だから、水原がマニラで見た鳥がチュウサギでも一応正しいんですけどね。
 半端無い調査で映画を作られた片渕監督の事ですから、そこまで考えてチュウダイサギとダイダイサギを描き分けていたのなら恐れ入ります。

 あ、でもこのポスターなんて「冠羽が有る=夏羽なのに嘴と脚は黄色(冬羽)」で矛盾している様な(笑)。
換羽が有るのに脚と嘴が黄色いだと…
 画像が小さ過ぎるので公式ガイドブックより抜粋。正確には夏羽に冠羽が有るのはコサギなんですがね(笑)。ついでにコサギはその名の通りずっと小さい上に脚は黒で足指は黄色だったりします。
 …あれれ?? ダイサギで解決したかと思ったら更にややこしくなって来ましたよ?(笑) 一応白いクロサギってのも居るんですがそこまでマニアックでは無さそう?
抜粋
 ところで呉では鴎が再三出て来ますが、冬鳥の鴎が年がら年中登場しているのも気になります。
 これは嫁入りシーンの19年2月らしい(二代目感謝)から正しいですね。
一方呉はカモメ
 取り敢えず予告編から抜粋。これも水原帰還で『水鳥の青葉 (20年12月)』のシーンだから正しい…。
20年12月
 夏の画像は無いかと思い公式ガイドブックを見たら思いっ切り春~夏に鴎が居ますがな(笑)。
この時期に鴎?

思いっ切り夏ですな
 まあ鴎って昔から「夏の海の象徴」的に描かれる事が多かったんですが夏に居るならウミネコでしょうと。
 ウミネコはその名の通り「猫」みたいな鳴き声に加え、「尾羽に黒い帯が有る」んですが、如何せん片隅では鷺に比べると完全モブだからそこまで描かれておりませんよと(笑)。
 嗚呼…出雲時代はお世話になったよ…ウミネコ´▽`
ウミネコの尾羽には黒帯が有る
 声は鴎でしたね。参考までに鴎の鳴き声。

 ウミネコはこちら。

 …これま未だ未だ考察の余地が有りそう?(笑) 世の片隅猛者さん達のツッコミ情報希望!!






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