のよのよ in Zの悲劇?!
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出身:福岡県。長年住んだ出雲から佐賀へ移住の白衣好き主婦。
趣味:同人活動ではハーロックに原点回帰。(他にナノセイバー・恐竜惑星・ジーンダイバー)、ばんえい競馬、鳥関係全般、(科学者用)白衣等々。海外に行った時は旅行ネタ多目。


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ドイツ1周年~ミュンヘン古生物学コレクション(2)~
【2010/09/21 11:25】 鳥関係
【古代の翼、ここに在り】

 モアに喜んで2階に上がると孔子鳥の全身骨格と復元図が!!
孔子鳥
 拡大図。
孔子鳥拡大
 孔子鳥は始祖鳥(1億4500万年前)よりは新しい古代の鳥(1億2000万年前)で、飛べたかどうか未だに議論されている始祖鳥に比べると、ずっと進化していて飛ぶのが上手かった…と発見当時は言われていました。最近の学説ではこっちも飛ぶのが下手だったとされてる様ですね。

 その孔子鳥の傍に始祖鳥が!! おおっそう言えば始祖鳥はドイツの生物!!…って置いてあるのはロンドン標本っすか。国内の化石展を始め大英自然史博物館でも何度か見てますな。
ロンドン標本
 因みにこっちがロンドンのロンドン標本です。(ややこしい(笑))
本場ロンドンのロンドン標本
 始祖鳥の化石としてはこのロンドン標本が、始祖鳥と認識された最も古い物(1861年)ですが、ドイツで見つかったのにも関わらず、何故「ロンドン」標本と呼ばれるのでしょう?

 この化石が発見される2年前(1859年)、ダーウィンの『種の起源』が出版されました。この本に有る進化論~種は変化する~と言う概念は、当時キリスト教徒にとって神に叛く危険思想。人間は神から創られたと信じていた者にとって、猿から進化したってのは認めがたかったのですね。今でもそう思ってる人が少なくないとか。
 当然ダーウィンはキリスト教徒から激しいバッシングを受ける訳ですが、そこにこのロンドン標本が発見され、更に物議を醸し出した訳です。

 んで、ミュンヘン大動物学教授のアンドレアス・ワグナー(J.Andreas Wagner)と言う人が、バリバリの進化論反対者で「この化石はでっちあげだ!!」とか主張し捲くった為、ドイツが獲得に躊躇している間に折角の標本は、皮肉にも進化論の本場・イギリスに取られてしまったんだそうです^^;

*参考文献:【始祖鳥発見の経緯】

 しかしっミュンヘンの実力はこんな物では無かった!! …ん?更に別の始祖鳥標本が有る?? 
バイエルン(ミュンヘン)標本
 しかも学名がちょっと違うぞ?
学名が違う
 通常始祖鳥の学名はArchaeopteryx lithographicaと言いますが、この標本はArchaeopteryx bavaricaです。これこそが本場の始祖鳥・バイエルン(ミュンヘン)標本だったのです!! (1992年発見)
 情けない事に私の始祖鳥知識は、1980年代当時最新の標本と言われていた、アイヒシュテット標本(1951年発見 1973年に始祖鳥認定)で止まっていたのだよ…^^; 当然その後に見つかったバイエルン標本なんぞ知らなかった訳ですね ̄▽ ̄;

*各種標本についての詳細はこちら

 …始祖鳥の知識を更新する切欠になったと言う点では、この博物館…偉大だわ… ̄▽ ̄;

 流石本場の始祖鳥なだけあって、同じ標本の逆向きも展示されていました。両方展示してあるのは珍しいのでは。
バイエルン標本反対側
 化石ってのは地質に閉じ込められた遺骸が、長い年月をかけて鉱物に置換されて出来ますが、挟まれた標本を剥がす際に、通常展示に使われる凸型(雄型/石膏型形状/カスト)と、その逆向きになっている凹型(雌型/鋳型形状/モールド)が出来るのです。

 フィギュア作ってる方なら解るんではないかな? フィギュアの型取りをする為には逆向きの鋳型が必要ですからね。より一般的に説明すれば判子みたいなもんです。判子の字は逆になってるでしょ? 判子押して出来た字が凸型で判子が凹型。

 実物標本もしっかり展示。結構派手っすね^^; (ロンドンのは白っぽかった)
始祖鳥復元標本
 カラーリングが違うと印象も全く変わりますな。これは割とオーソドックスかと。
始祖鳥復元図
 因みに恐竜惑星の始祖鳥はこんなの。放映当時は未だ樹から滑空して飛んだと言われていましたね…。
恐竜惑星の始祖鳥
 現在では棲息地周辺に高い樹は無かった事が判明しており、この樹上滑空説は否定されてます。しかし古生物学は学説がコロコロ変わるから、また新たな情報が出てるかも知れん。

 「古代の翼」と言う学名の始祖鳥を、今更現生鳥の先祖と言う人は居ないでしょう。それでも羽毛恐竜が次々と発見され、恐竜と鳥の境界が曖昧になっている昨今では、始祖鳥が古代の鳥な事に変わり無いかと。

 …うむ。機会が有ったら最も美しいと言われている、ベルリン標本を本場ベルリンで見たい物だ。その際にはベルリンの壁も見て来たいぞ。

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